カテゴリー: 髪のこと

  • “髪質改善”で思う、美容師歴40年の私が伝えたいこと

    “髪質改善”で思う、美容師歴40年の私が伝えたいこと

    初めまして✨✨

    …と言いつつ、実はこれが“3回目の初めまして“でして(笑)
    ブログって、始めるのは簡単だけど、続けるのってなかなか難しいです!!!
    でも今回はちょっと本気です。いや、かなり本気かもしれません😤


    最近よく耳にするようになった「髪質改善」。
    でも実際に何をするのか、どんな髪に合うのか、自分もするべきなのか…悩ましい言葉でもあります。

    美容師歴40年の私が、現場で感じている“髪質改善”について、少しだけお伝えしたいと思います😌


    “髪質改善”は実は“引き算”から始まります。まずは今を見直してダメージの原因を知ることが大切です。

    髪質改善と聞くと、サロンで高価なトリートメントをしてツヤを出すもの、という印象があるかもしれません。
    でも、私が大切だと感じているのは、“何をやめるか”という視点です。

    たとえば、使っているシャンプーやスタイリング剤、毎月のヘアカラー、毎朝のアイロン、
    濡れたままの放置時間、職場の乾燥や紫外線など。
    髪は日々、思っている以上にたくさんの影響を受けています💦

    髪の悩みが増えたとき、「何かを足す」よりも、
    まずは「今までの習慣を見直し、髪の負担を減らす」こと。今までと同じを繰り返せば、また元に戻ります!髪質改善のはじまりは、「引き算」だと私は思っています。


    では、どんなことから見直せばいいのでしょうか?

    少しだけ具体的な例を紹介しますね。


    ▪︎ 1:自分の頭皮と髪の「今の状態」を知る

    • スマホで頭皮を写メしてみると、赤み・乾燥・フケなどに気づきます。(家族全員の頭皮を見てみて!お父さんの頭皮、まあまあ元気なかったりします🥲)
       それに合わせて、シャンプーやトリートメントを見直すきっかけにもなります。
    • 根元から毛先まで指でなぞってみる、(ボコボコしていたらトリートメントでは改善しません)              
       ざらつきや乾燥している部分をチェック(ケア剤は「全体」ではなく、必要な箇所にだけつけるという考え方も大切です)

    ▪︎ 2:外的要因(髪や頭皮に触れる“負担”)を知る

    • ヘアカラーやパーマをどのくらいの頻度でしているか?
       化学薬品に触れる回数を数えてみると、意外に多いことに気づきます。(髪も頭皮もアルカリに傾いています 🙅)
    • 毎日のアイロン使用時間と温度。
       高温で毎日当てていると、乾燥やタンパク変性の原因になります(使用頻度や温度を見直すだけでも髪の状態は変わってきます

    ▪︎ 3:自分が使っているヘアケア商品の中身を知る

    • ドラッグストアやネットで買った商品。内容成分を見たことはありますか?
    • わからない成分があれば、「成分名+危険性」で検索してみてください。
       今はネットにいくらでも情報が出ています🔍
      (プチプラこそ、成分には少しだけ目を向けてみてほしいです)

    髪質改善の第一歩は、「自分の今」を知ること。
    引き算をして、本当に必要なケアだけを残す。
    たったそれだけのことで、髪は確実に変わっていきます。

    次回、髪質改善の第2歩は「5年後、10年後、どうありたいか」を描くこと。自分にとって理想の未来が見えた時、”今、何を減らし”、”どこを整えるか”が自然に分かります。

    ”髪質改善”は、ただ流行りに乗るものではなく、未来の自分に向かうための、一つのツールとして活用してほしい。と考えています。